怪談
山に出掛けた私は道に迷い、辺りはすっかり暗くなってしまいした
途方にくれ彷徨い歩くと、遠くに家の灯りを見付けたのでした
一夜の宿をと思い訪ねて見ると、中には立派で暖かい部屋が、、、
安心した私は急な睡魔に襲われ、ついウトウトと寝込んでしまったのでした
深夜に何かイヤな匂いを感じ、ふと目を開けると
そこには先程とはまるで違う不気味な世界が広がってました
飛び起きた私は一心不乱にその家から逃げ出したのでした
翌朝戻って見ると、そこには古い井戸があるだけでした
地元の人に聞くと昔ここで大きな戦いが有ったとか
私は此処で亡くなった怨霊達に取り憑かれる寸前だったのでしょうか
私は怨霊の成仏を願い古井戸の廻りに沢山の花を植える事にしました
少しでも故人の気持ちが安らぐことを祈って